【万葉集】
日本人なら誰でも一度は耳にした事がある日本最古の和歌集だね。
その万葉集の中で、温泉の湧き出ている様を
歌っている1首があるのは知ってるかな?
万葉集14巻で
「足柄の 土肥の河内に 出づる湯の 世にもたよらに 児ろが言はなくに」
という和歌があるけど、これは湯河原温泉を表したものだと、
万葉研究の第一人者で歌人の佐佐木信綱博士によって考証されているね。
歌の意味は難しいけど、例として、
「湯河原の温泉が夜となく昼となくこんこんと河原から湧いているが、
その温泉が湧き出るような情熱で、女が俺のことを思ってくれているかどうか、
はっきり言ってくれないので、毎日仕事が手につかないよ」
という解釈があるね。
その万葉集で歌われた湯河原温泉の源泉を運んで、
他の都市でも楽しめるように想いを込めて【万葉の湯】と名付けたんだよ。
毎日、源泉より運ぶフレッシュな温泉を沼津でも楽しめるなんて贅沢だよね。