みんなが知っておくべきことがあるんだ。
それは、質の良い睡眠がいかに人生において重要かということじゃ。
まず、厚生労働省によると、理想的な睡眠時間は7−8時間。
しかし、現実は厳しいもので、多くの日本人が推奨時間に届かず、
特に働き盛りの年齢の人のうち約4割が6時間以下の睡眠しかとっていないんじゃ。
世界的に見ても、日本の平均睡眠時間は短く、442分(7時間22分)でワースト1位なんじゃ。
これに対して、最も長く睡眠を取っている国は南アフリカで、平均553分(9時間13分)も寝ているんだよ。
寝過ぎじゃないかなとおじさんは思うよ。
睡眠不足が続くと「睡眠負債」という状態になり、これが体と心にさまざまな負の影響を及ぼすんじゃ。
数週間で、自律神経の乱れが起こり、高血圧や不整脈の罹患につながる可能性が高まる。
数ヶ月続けば、ホルモンバランスの崩れ、肥満や糖尿病のリスクの増加、数年で精神健康の悪化といったより深刻な問題に発展する可能性があるんじゃ。
さらに15年の長い期間続いてしまったら、アルツハイマー病のリスクも高まるとされておる。
しかし、ここで良いニュースをお伝えしたい。入浴がこれらの問題の解決に役立つかもしれんということじゃ。
睡眠と入浴には密接な関係がある。3つの外せないポイントを紹介しよう。
①副交感神経を優位にさせること、②体温の低下、③消化活動と血糖値の低下だ。
まず副交感神経を優位にさせることについて。日中は交感神経が優位で活動的だが、就寝に向けては副交感神経を優位にしてリラックス状態に移行することが大切。
特に、42度以下のぬるま湯に浸かることで、体がリラックスし、質の良い睡眠へと導かれるんじゃ。
次に体温の低下について。
お風呂に入ると血流がUPするね。
そうなると体の末端の温度が上昇して放熱が起こり、体温が急激に下がっていく現象が起こる。
この温度変化が体を「眠りモード」に切り替えるトリガーになるんだ。
最後に消化活動と血糖値の低下について。
食後は血糖値が上昇して脳にも血液が行くので交感神経が高まる。
食後は休憩をはさんで消化活動が落ち着いてからの入浴が良い睡眠につながるよ。
以上3つのポイントをおさえたオススメの夜の家の過ごし方は、
帰ってきてまず夜ご飯!
少し休憩を取ったあとに42度以下のぬる湯でしっかり温まる。
お風呂を出たら30分から1時間後に布団に入る!
私自身もこの方法を取り入れてから、夜はぐっすりと眠れるようになったんじゃよ。
実際に試してみて、その効果を実感しておる。
だからこそ、みんなにもぜひこの夏、試してみてほしいと思うんじゃ。
良い睡眠は健康な毎日を送るための基盤じゃからね。お風呂でリラックスして、美しい朝を迎えられるように、今夜もぬるま湯でリラックスしようじゃないか。