お風呂は親子の仲を深める最高のコミュニケーションと言われているね。
裸一貫で、何も隔てるものがなく、更に入浴効果でリラックスした状態で向き合うことができるから、親子で本音の会話ができたり、一緒に遊んだり楽しい思い出になるよね。
だけど、小さな子どもたちには危険が伴う事を忘れてはいけない。
身体構造やサイズが大人と違い、危険に対する認識もまだ発達していないからね。
消費者庁からも注意があるけど、子どものお風呂で溺れる事故が多く発生しているよ。
特に0~1歳の子どもで多く、大人が目を離したほんの少しの間で溺れるんじゃ。
例えば、大人が頭を洗っている時や、着替えをしているほんのわずかの間に溺れている。
小さい子どもは頭が大きくバランスが悪いから、滑って転んだり、お風呂を覗いた時に湯船に転落してしまう。
大人にとって安全と思える浅い水量でも溺れる事があるから絶対に油断せずに常に子どもを見守りながら入る事が大事じゃよ。
さらに、入浴中に限らず、湯船にお湯が入っている状態でも、子どもが知らない間に溺れてしまう事故が発生している。
お風呂の使用後は必ず水を抜くか、またはしっかりと監視することも重要じゃ。
また、子どもは大人と比較して皮膚が薄くて、温度・浸透圧・成分・静水圧に敏感で、体温調節能力も低く、身体の反応も出やすい。
基礎代謝も高く大人よりも体積が小さいので、気温が高い時などは熱をこもらせやすい側面があるんじゃ。
だから、大人と同じ温度のお湯に無理に入ったり、必ず肩まで浸かったりする必要はない。
かえって「のぼせ」などによる事故に繋がる可能性があるので注意が必要だね。
実際に人が熱さを感じる「不感温度」というものは一般に36~37℃といわれるけど、子どもはそれが低くて、大人より湯を熱く感じるよ。
それを踏まえて、子どもに合った温度でゆっくり入浴することが、何よりも安全で快適なお風呂時間を保証するんじゃ。
親子でのお風呂時間は、ただ楽しむだけでなく、子どもへの教育的な側面も持っているんじゃ。
水の安全について自然と学べる場でもあるから、お風呂の時間を使って、水遊びのルールや水の危険性についても話してみてはどうじゃろうか。
楽しみながら学べるのが、親子のお風呂の時間の魅力じゃ。
そして、この貴重な時間を最大限に活用して、子どもが安心して水と触れ合えるような環境を整えてあげることが大事じゃよ。