なぜお風呂が花粉症対策に効果があるかを理解するためには、
花粉症とは何かについて知っておく必要がある。
花粉症とは、アレルギー症状の一つだ。
アレルギーは、本来体にとって害がないものを、
免疫システム が 誤認して炎症などの防御反応を過敏に起こしてしまう症状の 総称だ。
みんなもよく知っているように、
スギなどの裸子植物の 花粉が 目や鼻に入ることで発症する。
お風呂の基本的な効果は、
花粉症の原因となる花粉そのものを 洗い流して除去する「洗浄作用」だ。
花粉症の症状が帰宅後も続くのは、
衣服はもちろん、 髪や顔などの体に付着した花粉が原因なんだ。
服を着替えて、体に付着 した花粉をお風呂で洗い流せば症状を抑えられる。
さらにアレルギーは、疲労やストレスで症状が悪化することが
研究で明らかになっている。
お風呂の温熱作用、静水圧作用、 浮力作用はストレスを低減し、
リラックス効果があることは 何回か前に話したね。
(リンク:お風呂は、健康にいい。だがその理由をご存知かな?)
つまりお風呂はアレルギーに効くわけだ。 ただし気をつけて欲しいこともある。
42度以上の熱い湯は、ヒ スタミンというかゆみの原因物質を 出してしまい、
症状の悪化 を招く場合もある。長湯も避けたほうがいい。
38~40度のぬる めのお湯に、10~15分を目安に入浴してくれたまえ
参考・引用元『入浴検定公式テキスト お風呂の「正しい入り方」』