お風呂を使って健康美人になるためには自律神経について知っておく必要がある。
自律神経にはアクセル役の「交感神経」と
ブレーキ役の「副交感神経」の2種類があるんだ。
交感神経は「闘争神経」ともいい、突然襲ってくるリスクに対し
アクセルを踏むように、瞬時に体制を整える神経だ。
動きが活発な昼間の身体状態をコントロールしている。
対して副交感神経は、「休息・修復・リラックス神経」。
緊張状態が回避されたことがわかると、ブレキーを踏むように
心拍数や血圧を下げ、緊張時に使った機能の修復に入る。
42℃以上のお風呂に入ると「熱い!」となる。
血圧は上がり、脈拍も早まり、筋肉は緊張する。もうわかるね。
これは、交感神経が働き「熱さ」に対抗している状態だ。
一方、40℃程度のぬるま湯につかると、心身のリラックスを感じて
血圧は下がり、脈拍はゆっくりになる。
これは副交感神経が優位になっている状態だ。
筋肉は弛緩し、ぐっすり熟睡できるようになる。
ストレス社会では「交感神経優位タイム」がダラダラ続く。
筋肉の緊張や血管の収縮がダラダラ続くと、肩こり・冷え性・肌荒れ・
消化不良・睡眠障害などを引き起こす。
健康美人になるためには「ぬるま湯入浴」が重要なんだ。
就寝前にぬるま湯に入り、副交感神経を優位にして、様々な機能を修復するんだ。
ポイントは3つ。
1)38℃のぬる湯(寒さを感じる時は40℃ぐらいまでOK)
2)時間は15分ほど
3)肩までの全身浴
さぁ、お風呂美人を目指して、今夜から始めてみよう!
参考・引用元『入浴検定公式テキスト お風呂の「正しい入り方」』