やあ。今回は当館の歴史について話してみようかのう。
万葉の湯・万葉倶楽部グループは、全国に10館もあるんじゃ。1990年代のスーパー銭湯ブームがまっ盛りの時に生まれたんだよ。
もう30年ほど前の出来事だ。ちなみに当館は2004年に開業したから、今年で19年!
当グループが一番誇るのは・・・
保温性抜群のタンクローリーにお湯を入れて、熱々のまま運ぶことができている。
20トンのタンクローリーで温泉を運ぶんじゃが、なんと100キロ走っても温度は1時間で1℃しか下がらない特殊な性能がついているんじゃ!
雪が降っても問題ナッシング!
お客さんから「どうして沼津なのに、湯河原温泉なの?」ってお便りがくることがあるが、そりゃちゃんとした理由があるんだぞ。
当館は他の銭湯や日帰り温泉とは違って、
湯河原からの源泉を持ってきている【運び湯】だから名前に湯河原温泉とついている。
沼津にいながら人気の温泉郷の温泉に入ることができるなんて、すばらしいだろう?
そもそもなぜ万葉の湯という名前になったのか気になるだろう?
それはな、万葉集から来ているんじゃ。
「足柄の刀比の河内に出づる湯のよにもたよらに児ろが言はなくに」という一文に、伊豆の湯河原の温泉が出てくるんじゃよ。
今回は由緒ある当グループの温泉についてのお話じゃったな。
名前の由来の和歌については過去のブログでも話しているぞ。
そちらをチェックしてくれたまえ。
過去ブログ🔎こちら
温泉に入るときは、つい何気なく入ってしまうこともあるけど、歴史を感じながら浸かると、なんだかいつもよりもいい湯になるかもしれんな。
温泉にはその土地の歴史や文化が宿っているんじゃ。万葉の湯という名前も、古い歌に由来しているんじゃ。
だから、湯につかりながら、昔の人々が感じたであろう思いや営みを思い描きながら、ゆっくりと過ごすといいぞ。
ほんとうの癒しは、湯の中に隠れているかもしれん。なにげない温泉でも、心を込めて楽しむと、いつもよりも特別な時間になることもあるんじゃ。
温泉はほんとうにいいものじゃ。癒しのひとときを過ごすことで、心も体もリフレッシュできるんだ。
それでは今回はこのへんで。