「美肌」というのは、角質層を中心とした表皮の「きめ細かさ」
「色」「うるおい」の3つによって決まるといわれている。
角質層の細胞は、約一ヶ月のサイクルで生まれ変わるんだけど、
この過程で、古い角質層が適度に剥がれ落ち、皮膚表面の凹凸が
きめ細かく均一に保たれていれば、「きめ細かい」肌になる。
ターンオーバーと呼ばれる生まれ変わりの過程が上手くいかないと
ザラザラ肌やデコボコな肌になってしまうわけだ。
適度な入浴は、血流を上げて皮膚に十分な栄養を届け、古い角質を
洗い流すので、ターンオーバーの改善には効果的だ。
ただし、一日に何度も入るのは、逆効果になる。
お肌の「うるおい」というのは、角質層全体に存在する
水分と脂分の量で決まる。角質層は細胞がレンガのように
何重にも積み重なっていて、このレンガの隙間に「セラミド」
とよばれる天然のオイルがぎっしり詰まっているんだ。
セラミドの中には大量の水分が、脂に囲まれるようにキープされている。
お肌のうるおいとは、「セラミド」そのものともいえる。
一日に何度もお風呂に入ったり、長時間お湯に浸かっていると
セラミドが多量に流出し、乾燥肌になってしまうのだよ。
お風呂はお肌のターンオーバーをサポートするが、入りすぎは
セラミドを流失させ、乾燥肌を招きかねない。
結論!
一日何度も入ったり、長湯するのは、お肌にはNGなのだ。
気をつけようね。
参考・引用元『入浴検定公式テキスト お風呂の「正しい入り方」』