温泉の効能について
湯河原温泉とは?
万葉集の中で、温泉の湧き出ている様を歌っているのは、この一首のみです。この歌は、巻十四の東歌(あずまうた)の中の相聞歌として相模(さがみ)の国の歌十二首の中の八首目に出てきますが「足柄の土肥の河内に出づる湯」という温泉が湯河原温泉であることは、万葉研究の第一人者で歌人の佐佐木信綱博士によって考証されています。
湯河原地方は当時から土肥(とひ)と呼ばれていました。大化の新政令が公布された頃は、箱根山の東の麓に足柄の国があり、上・下の二郡に分かれていました。土肥郷は、足柄の下郡(しものこおり)に属する五郷の中の一つでした。現在でも湯河原町は、神奈川県足柄下郡湯河原町となっています。当時は五十戸をもって郷としていましたが、土肥郷は七戸(人口三十~五十人)であったといいます。しかし、人々が歌を詠むほど、湯河原の温泉は身近でよく知られた存在であったことがうかがわれます。
緑あふれる湯河原の山中、地下およそ八百メートルよりこんこんと湧く源泉を湯河原の温泉の歴史にちなんで『万葉の湯』と名付けました。毎日源泉より運ぶフレッシュな温泉を都会でお楽しみいただけます。湯河原の温泉は将軍家に献上され江戸に運ばれていた歴史もあり、現在では『湯汲み道中』として郷土の祭りにその歴史を伝えています。毎日湯河原より運び都会で楽しむ天然の温泉は現代の湯汲み道中とも言えます。
湯河原地方は当時から土肥(とひ)と呼ばれていました。大化の新政令が公布された頃は、箱根山の東の麓に足柄の国があり、上・下の二郡に分かれていました。土肥郷は、足柄の下郡(しものこおり)に属する五郷の中の一つでした。現在でも湯河原町は、神奈川県足柄下郡湯河原町となっています。当時は五十戸をもって郷としていましたが、土肥郷は七戸(人口三十~五十人)であったといいます。しかし、人々が歌を詠むほど、湯河原の温泉は身近でよく知られた存在であったことがうかがわれます。
緑あふれる湯河原の山中、地下およそ八百メートルよりこんこんと湧く源泉を湯河原の温泉の歴史にちなんで『万葉の湯』と名付けました。毎日源泉より運ぶフレッシュな温泉を都会でお楽しみいただけます。湯河原の温泉は将軍家に献上され江戸に運ばれていた歴史もあり、現在では『湯汲み道中』として郷土の祭りにその歴史を伝えています。毎日湯河原より運び都会で楽しむ天然の温泉は現代の湯汲み道中とも言えます。
熱海温泉とは?
熱海温泉の由来は、およそ1250年前に箱根権現の万巻上人が、海中に湧出した熱湯を山の中腹にある間歇泉の地(大湯)へと導き、温泉守護神として湯前神社をつくり、人々が温泉の恩恵に浴することができるようにしたことが根源とされています。また、熱海という名称は、海中に温泉が湧き海水が熱湯となったことから「熱海(あつうみ)」と呼ばれ、変じて「あたみ」になったとも伝えられています。
時が流れ、関ヶ原の役によって家康の天下統一とともに徳川時代となり、それまで伊豆山神社が中心だった熱海が、大湯を中心とした温泉湯治場として発展することになります。慶長九年(1604)三月、将軍徳川家は京都にのぼる途中、湯治に訪れ七日間熱海に逗留しました。熱海温泉を大変気に入った家康は同年九月、京都で病気療養中であった周防の吉川広家への見舞として、わざわざ熱海の湯五桶を伏見に取り寄せました。これが湯汲みの原点といわれます。
その後、四代将軍家綱の時代に熱海温泉を江戸城に献上することになり、将軍家御用の湯汲みがはじまりました。百度近い熱さの温泉を長柄の柄杓で真新しい檜の湯樽に移した上、頑強な男数人が担ぎ、武士が警護し、江戸城まで一五時間「御本丸御用」の朱の日の丸旗をたてて走りました。後年、その光景から「熱海よいとこ日の丸たてて御本丸へとお湯が行く」という唄まで生まれました。
時が流れ、関ヶ原の役によって家康の天下統一とともに徳川時代となり、それまで伊豆山神社が中心だった熱海が、大湯を中心とした温泉湯治場として発展することになります。慶長九年(1604)三月、将軍徳川家は京都にのぼる途中、湯治に訪れ七日間熱海に逗留しました。熱海温泉を大変気に入った家康は同年九月、京都で病気療養中であった周防の吉川広家への見舞として、わざわざ熱海の湯五桶を伏見に取り寄せました。これが湯汲みの原点といわれます。
その後、四代将軍家綱の時代に熱海温泉を江戸城に献上することになり、将軍家御用の湯汲みがはじまりました。百度近い熱さの温泉を長柄の柄杓で真新しい檜の湯樽に移した上、頑強な男数人が担ぎ、武士が警護し、江戸城まで一五時間「御本丸御用」の朱の日の丸旗をたてて走りました。後年、その光景から「熱海よいとこ日の丸たてて御本丸へとお湯が行く」という唄まで生まれました。
源泉名 | 湯河原温泉 万葉の湯(湯河原 第183号) |
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揚湯量 | 毎分 65リットル |
泉質 | ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 弱アルカリ性 低張性 高温泉 |
泉温 | 68℃ |
適応症 | 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、 痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、動脈硬化 |
熱海温泉の泉質・効能
源泉名 | 第5 八幡温泉(熱海207号) |
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揚湯量 | 毎分 100リットル |
泉質 | カルシウム・ナトリウム-塩化物泉 低張性・弱アルカリ性・高温泉 |
泉温 | 48.9℃ |
適応症 | 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病 |
温泉法施行規則に基づく掲示
1.温泉の加水について | 源泉温度が高いので加水しています。 |
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2.温泉の加温について | 入浴に適した温度に保つため加温しています。 |
3.循環装置等について | 温泉資源の保護と衛生管理のため、循環濾過装置を使用しています。 |
4.入浴剤、消毒について |
入浴剤の使用: 使用していません。 消毒処理: 神奈川県公衆浴場条例を満たすため使用しています。 消毒の方法: 塩素系薬剤 |
温泉等の管理体制について
万葉倶楽部の既存施設におきましては、レジオネラ菌や大腸菌等の人体に影響を及ぼす菌の繁殖を防ぐため、徹底した泉質検査、最新の温泉活性システムの導入、高温・高圧洗浄機による浴室・浴槽内の洗浄等を実施しております。
また、食品衛生関係も食中毒防止対策を中心に徹底させており、これまでに事故発生および所管保健所の監督・指導を受けたケースはございません。